手作りの津軽塗

掲載日:平成16年6月20日

津軽塗の上手な使い方
 わたしたちのくらしの中には、津軽塗があります。
 テーブル、おぼん、はし、重箱、茶器など津軽塗は、どの家庭にとっても大切に使われていることでしょう。
 そこで、津軽塗の上手な使い方を紹介しましょう。
●長く湯水につけておかないで、手早くあらい、やわらかな布でていねいに水気をふきとりましょう。
●ほこりは羽ばたきなどで軽くはらってからやわらかな布でふき上げると、つやが長持ちします。
●日光の直射は、変色やくるいの原因になりますので、絶対にさけましょう。


5500年も前から
 いよいよ、おなじみ三内丸山遺跡の登場です。

 漆工房「和(かず)」代表の斎藤和彦さん(弘前市袋町)は、三内丸山遺跡から出土した皿の断片をもとに、大皿を復元しました。
 斎藤さんは、平成8年7月から11月まで日本各地で開かれた縄文まほろば博〜三内丸山遺跡とその世界〜でも活躍しました。斎藤さんの復元したブレスレット(うでわ)も展示されました。


津軽塗は350〜400年前
 津軽塗は、池田源兵衛(いけだ・げんべい)が始めて、350〜400年たっています。

水彩絵の具による津軽塗の研出(とぎだし)をする塗師斎藤さん
(城西小6年の教室で)


教室で津軽塗を作ろう
 さて、ここ城西小学校6年教室に、斎藤さんがやって来ました。
 城西小学校の卒業生でもある斎藤さんです。斎藤さんを教室にお招きして9年目。毎年、楽しい津軽塗の授業を行っています。ですから、子どもたちも斎藤さんも顔なじみです。


 代表的4技法とは?
@ななこ塗
 菜種で漆の小さな輪紋を作り、その上に色漆を塗り込み、輪紋を研ぎ出した小紋風の粋なパターン。
A錦(にしき)塗
 ななこ塗の地に、古典的な唐草や紗綾型模様を書き込んだはなやかで、風格ある図がら
B紋紗(もんしゃ)塗 
 黒漆で模様をえがき、全面に炭粉をまいてから研ぎ、つや消しの黒地に漆黒の模様をうき出したしぶくてモダンなはだ合い
C唐(から)塗
 あなの開いたへらで、漆のはん点もようをつけ、色漆を塗り重ね、その色漆の層を研ぎ出した色彩豊かな抽象もよう
 「みんなもどこかで見かけたことはあるでしょう」と斎藤さんは笑顔です。


仕掛(しかけ)はサランラップ?
 斎藤さんは、何やら取り出しました。
「いったい、これで何をするのでしょう」と斎藤さん。子どもたちはきょとんとしています。
 斎藤さんは続けて、
「仕掛(しかけ)を始めますよ」と楽しそうに仕掛の作業を進めました。
 子どもたちは身を乗り出しています。


▼参考資料=「津軽塗」パンフレット〜青森県漆器協同組合連合会