みんながここちよく暮らせる街づくり
〜「ユニバーサルデザイン」てなあに〜

掲載日:平成16年9月26日

りんご公園入口
トイレの中のベビーベッド
段差の小さな歩道

だれもが使えるトイレ

 最近作られた公共のトイレが変わったのを知っていますか。男女別のトイレをはさんで真ん中に大きな引き戸のあるトイレが付いています。入り口には、車いすの絵の他に、赤ちゃんを抱いたお母さん、小さな子の手を引いているお母さん、杖をついているお年寄りの絵も付いたりしています。中に入ってみると、大きな空間になっていて、入り口の近くに簡易ベッドと棚が壁に取り付けられています。奥には手すりのついた大きな洋式トイレがあります。大きな手洗いもあります。体の不自由な方、赤ちゃんや小さな子どもと一緒のお母さんは今までのトイレはトイレに不自由を感じていました。もっと使いやすいトイレがあったらという願いが誰でもが使えるトイレを作らせたのです。


だれもが行き交う歩道に
 
市街地の歩道には、黄色のタイルが貼ってあります。このタイルには進む方向にの2本の平行な山がついていますし、交差点やバスの停留所の所にはたくさんのいぼの付いたタイルが埋められています。これは、目の不自由な人が歩きやすくするための物です。
 また、最近できた歩道は、段差が小さく、車道との間には 緩い傾斜のブロックが埋められています。これは、お年寄りの方や電動スクーター、車いすを利用している方が行き交いやすいように段差という障壁を取り払った物です。段差のない歩道も作られましたが、目の不自由な方には車道との境目がなくかえって危険だと指摘されたところもあります。便利にしようと思って作った物が別の人には不便になることもあるのです。たくさんの人の声を聞きながら作ることが大切になるのですね。


県が「ユニバーサルデザイン」を推進

 誰にとっても公平、自由、安全な暮らしを実現させる街づくりを推進しようと青森県は、県内の企業、自治体、学校などでユニバーサルデザイン出前講座を開き、ユニバーサルデザインの考え方の普及、啓発に努めています。学校では、お年寄り・妊婦の疑似体験を通しながら、弱者について配慮が必要なことを体験させています。
 県が出したパンフレットを見ると、ユニバーサルデザインとは年齢、性別、身体能力にかかわらず、みんなが暮らしやすいように、「もの」「まち」「情報」「サービス」などを社会環境をつくっていこう考え方であるとしています。身のまわりにもユニバーサルデザインが増えているとして、いくつかを紹介しています。「もの」ではボタンが大きくて使いやすい電話機、楽に使えるホチキス、「情報」ではわかりやすい絵文字、外国語のパンフレットなどがのせられています。最後に、「ひとりひとりがここちよく暮らせる『「あおもり』をめざして、県民の皆さんが積極的に発言し、行動していただくことを期待します」とし、「これから開催する研究会などへの参加と提言をお待ちしています」としています。
 みなさんの学校や地域にも誰もが利用するのは不便なことがたくさんありそうです。みなさんもひとりひとり自分の回りのユニバーサルデザインを考えてみましょう。