1. 研究主題
 
  意欲をもって学び、確かな学力を身につけさせる指導法はどうあればよいか。
        〜算数科における学び合いを通して〜


2. 主題設定の理由
社会の変化に対応し、自らの力で生き抜いていく子どもを育てるために、学校教
育目標の中の「考える子」の具現化をめざし、学校教育課題である「基礎・基本を
確実に身に付け、学習意欲の旺盛な子どもの育成」の実現のために主題を設定した。
 本校児童は明るく素直で体験的な学習には積極的に取り組むが、筋道を立てて考
えること、今まで学習したことや体験したことなど自ら課題を見付け追求していく
態度に欠ける。また、学力テスト等の結果を見ると、計算力は付いてきているもの
の応用力や式の意味を読みとる力に欠ける面がある。 
 平成17年度から平成19年度まで、同研究主題で「算数的活動を授業の中で積
極的に取り入れることにより主題に迫ることができるだろう。」という仮説を立て
3年間取り組んできた。一年次・二年次は算数的活動について学習会を開くなど共
通理解を図り、授業実践を行った。操作活動を十分に行うことが子どもの学習意欲
を喚起し、理解が深まることが明らかになった。三年次は一・二年次の成果を受け、
さらに加えて「友達の意見を聞き合い、学び合う学習展開の工夫」について授業実
践を行った。ここでいう「学び合い」とは、児童と児童、教師と児童の間で意見の
交換をしながら共に学び、高まろうとする活動である。
 これまでの成果として、「算数の時間を楽しみにしている」という子が増え、真
剣に問題に取り組む姿や問題解決のための手だてを既習事項から探ろうとしたり、
図式化して考えようとしたり、グループ内で互いの意見を交換する姿が見られるよ
うになった。その反面、既習の確認・自力解決や操作活動に時間がとられ、全体で
の学び合いが時間不足となったり、個々の意見をみんなで共有し結論を導き出した
り、学んだ考えを生かし活用する活動が授業の中で十分行われたとはいえなかった
 これまでの研究成果と児童の実態から「意欲を持って学び、確かな学力を身に付
けさせる指導法」について「算数科における学び合いを通して」研究を深めていく
ことが主題に迫ると考えた。
   

3. 研究目標
 意欲を持って学び確かな学力を身に付ける子どもを育成するための学習指導法を
授業実践を通して探り明らかにしていく。
 

4. 研究仮説
 思いや考えを伝え合い、学び合う活動を授業の中に積極的に取り入れることにより
子どもは意欲を持って学習に取り組むだろう。
 また、学び合う活動を充実させることによって、自ら学び確かな学力を身に付ける
ことができるだろう。


5. 研究内容
(1)子どもの興味・関心を引き出し意欲的に問題解決に取り組んでいくような教材の
   開発や問題提示の仕方の工夫。
(2)自分の考えを持ち、自分の思いを表現できる力を育てるための手立ての工夫。
(3)互いの発表を聞き合い、学び合いが行われるための手立てや場の設定の工夫。
(4)学んだことのよさを感じ、活用したり、新たな課題をみつけるようなまとめの工
   夫。
(5)授業改善につなげるための自己評価と児童による授業評価。
 

6. 研究計画
<平成20年度>
○意欲を持って学び確かな学力を身に付ける子どもを育成するために、学び合う
  活動を重視した学習指導法を授業実践を通して研究していく。     
    ※今年度の反省をもって、次年度以降の計画を決定する。
めざす子ども像
◎自分の言葉で思いや考えを表現できる子
◎思いや考えを伝え合い学び合う子
◎学んだ知識を活用して、考えることができる子
 
校内研修