平成16年度 校内研修計画
 
1.研究主題
一人一人が生き生きと取り組み みんなで高め合う子どもの育成をめざして
―― 人との関わりを通して ――
 
2.研究主題について
(1)教育目標から
 本校では、児童一人一人がそれぞれのよさを発揮し、互いに認め合い、存在感や学ぶ楽しさが味わえる学校をめざし、学校・家庭・地域が連携して教育実践に取り組んでいる。
 目標の一つである知育の面では、「よく考え、進んで勉強する子」の具現化を図るため、
  1. 確かな学力の定着
  2. 問題解決力の育成
  3. 個に応じた指導
 の3つを重点に掲げ授業改善に努めている。
 また、教育目標を研究主題との関連でとらえると、「自分の考え(意欲・思考力・判断力)や課題解決の見通し(検証計画)、友だちや地域、遠隔地の人々とのコミュニケーション(表現力・協調性)を通して、自他の良さに気づき高めていこうとする(意欲・理解力・問題解決力)子」と分析することができる。
 
(2)子どもの実態から
 本校は、岩木山の北麓に位置し、周辺をりんご園と豊かな自然環境に囲まれている。保護者は、学校行事などに大変協力的で、地域全体で子どもたちをおおらかに、そして思いやりのある子に育てたいという願いを持っている。
 このようなすばらしい環境の中で育った子どもたちは、明るく素直で勤労意欲も十分にある。また、学年間の縦のつながりも強く、高学年の子が低学年の子の面倒をよく見たり、掃除のやり方を教えて手伝うなど、思いやりのある姿が随所に見られる。しかし一方では、少人数での生活・学習のため、人と人との交流の場を経験することが少ないという実態もある。
 学習面においては、13年度から問題解決的な学習過程に「情報を活用する活動」を取り入れた学習活動を展開した結果、子どもたち一人一人が、課題解決に向けて意欲的に取り組み問題解決力を身につけてきている。
 また、社会の情報化に主体的に対応する情報活用能力の育成をめざし、コンピュータの活用について学年ごとに系統立てて指導を重ねたところ、情報機器に対する興味関心が高まり、コンピュータの基本操作についてはかなり身に付いてきたように思われる。さらに、本校のホームページ開設により、学習の成果を発信することにも意欲的に取り組むようになり、ホームページを見た人とのメールの交流も始まっている。 自分なりに課題を見つけ情報を集め、選択、整理し、発表する力はそれなりについてきているが、子どもが自分の実感を入れながら発表したり、あらかじめ準備をせずに話したり、相手との言葉のやりとりをして情報を得る力が不十分である。
 
(3)今までの研究の経過と残された課題から
 前年度までは「ー学習のなかで情報を活用する活動を通してー」というサブテーマで、
○1年次(平成13年度)
「情報の必要性が喚起される学習活動をつくる活動、並びに問題解決のために必要な情報を収集し選択する活動のあり方」
○2年次(平成14年度)
「発達段階や目的に応じた情報手段や機器を生かし、情報を整理したり、活用したりする活動を通して、問題解決力を伸ばす指導のあり方」
○3年次(平成15年度)
「自力解決した結果を発信し交流することにより、新たな思いを広げ考えを高めていく子どもを育てる指導のあり方」
と研究を進めてきた。たくさんの成果とともに、
  1. 自分の実感を交えながら発表すること
  2. あらかじめ準備や練習をしなくても話すこと
  3. 相手との言葉のやりとりをして情報を得ること
の3つの課題が残された。
 これらの課題解決のために、年次性(3年間)を持たせ、計画的に研究を進めていきたい。
 子どもたちが課題解決に向けて主体的に学習を進めていくためには、「聞く、話す、読む、書くなどの能力」「観察する、実験する、調べるなどの能力」さらに、「整理する、分析する、まとめるなどの能力」の育成が不可欠である。本校では、学習内容や技能の習得、及び、これらの能力の育成を図るだけではなく、関心や意欲、思考力、判断力などの資質や能力も含めたものを基礎・基本としてとらえ、その確実な定着に努めている。なお、日々の実践に当たっては、一人一人の思いや願い、よさや可能性などを生かし、子ども主体の授業改善を図りながら進めていきたいと考えている。
 
3.研究目標
 一人一人が進んで課題に取り組み、学び合い考えを高めていく子どもを育てるため、各教科・特別活動などあらゆる学習場面において、人との関わりに重点を置き、指導法を明らかにする。
 
 
4.研究仮説
1.各教科や特別活動などの時間において、子どもが主体的に交流する場を設定すれば、児童が対話・交流の必要性を感じ、自分の思いを表現しようとする意欲が高まるのではないか。
 
2.人と関わる場面で、目的意識をもった表現活動を行うことにより、子どもに場に応じた表現力がつくのではないか。
 
3.人との関わりの場を経験し、自己評価と相互評価を積み重ねることにより、有効な振り返りをさせることができるのではないか。
 
5.研究年次計画
  <1年次>(平成16年度)
 子どもが意欲をもち、主体的に取り組む「人と関わる活動の場」を、各教科・特別活動などの中に工夫して取り入れ、実践する。
 
  <2年次>(平成17年度)
 各学年が試みた人と関わる活動の場で、有効と思われるものを他の学年で実践し、交流の場での表現についての段階別到達目標を設け、実践する。
 
  <3年次>(平成18年度)
 段階別到達目標をもとに人との関わりの場を広げさせ、自ら進んで関わり、問題を解決していく子どもの育成のし方を、各教科・特別活動などでの実践を通して明らかにする。
 
6.本年度の研究計画
(1)本年度の研究<1年次>
 子どもが意欲をもち、主体的に取り組む「人と関わる活動の場」を、各教科・特別活動等の中に工夫して取り入れ、実践する。
 
(2)研究内容
  ○「人と関わるの場の設定の工夫」について
・各教科・特別活動等において人と関わる必然性のある場を設定し、子どもが主体的に活動に取り組めるよう工夫する。
 
  ○子どもの変容を評価する
・少人数であるという特性を生かし、人との関わりの場における、子ども一人一人の言語による表現力の評価資料を揃えておく。
 
 
  ○「情報を活用する活動」
・伝える内容を意識し、さまざまな情報手段を活用した表現活動のあり方
・伝える相手を意識した情報発信と人と関わる活動のあり方
 
  ○情報活用能力を育成するコンピュータ活用について
・インターネット(メール、ホームページ、掲示板、テレビ会議など)を利用 した人と関わる学習の取り組み
・情報モラルの指導のあり方
・「チャレンジ!コンピュータ」年間指導計画の見直し
 
(3)研究方法
・授業研究は、低学年部会・高学年部会での共同提案とする。
・事前検討会は全員参加で教材研究を行い、授業計画などについて検討して指導案 を作成し、授業並びに研究会にのぞむ。
・授業研究では、毎回授業参観の観点を決め、研究会の話し合いを充実したものと する。
・各部会で司会、記録などを担当し、研究の成果や問題点を明らかにするとともに、 研究の集積ができるようにまとめる。
 
7.実技研修会について
 指導技術や知識、あるいは教職に関わる一般知識を得るための研修を、次の方法で行う。
・研修主任を中心に学習指導部のメンバーが世話役をする。
・年間計画にあらかじめもられたものは、全員参加による研修とする。
・研修したことは、日常の教育実践を通して身につけていく。
・今年度もコンピュータ実技研修会を各学期1回程度計画し、授業におけるコンピ ュータ活用の方向性を探る。      
 
(4)年間計画

月  日

研 究・研 修 内 容

担  当

16. 4. 2
 

学習指導部部会
 ・研修の方向付け  ・係分担

学習指導部
 

    4.15

 

全体研修会
 ・研究目標、研究仮説、研究内容などの話し合い
 ・年間計画の話し合い


学習指導部
 

    4.22
 

全体研修会
 ・研究目標、研究仮説、研究内容などの話し合い

学習指導部
 

    5.
 

パソコン実技研修会
 ・ホームページ作成

講師 花田T
 

    6.
 

全体研修会
 ・特別支援を必要とする子への支援の仕方

外部講師
 

    7.上旬
 

第1回授業研究会
   3 年 ・ 4 年


 

    9.21
 

第2回授業研究会<指導主事要請訪問>
  6年  国語科

高学年部会
授業者/野村

   10月中旬
 

実技研修会
 ・「用具を使った運動」

講師
   矢田T

   10.26
 

第3回授業研究会<指導主事要請訪問>
  2年  生活科

低学年部会
 

   12月上旬
 

第4回授業研究会
   1 年 ・ 5 年


 

17. 1月

スキー実技研修会

講師 矢田T

    2月上旬

校内研まとめ

学習指導部

    3月上旬
 

研究紀要完成
 

学習指導部
 
 

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