3つのりんごを比べよう

 わたしたちは、1本の木から収穫した3つのりんごの糖度、食感を比べて違いがあるか調べました。
 調べたりんごは、「ふじ」の有袋(袋をかけ、まわりの葉を取って育てたりんご)、無袋(袋をかけないで、まわりの葉を取って育てたりんご)、無袋葉取らず(袋をかけないで、まわりの葉を取らないで育てたりんご)の3種類です。 
有 袋 無 袋 無 袋
葉取らず

 
<糖度の測り方> 
1.実から果汁を取る。
2.糖度計の先の方になるふたを開けて、果汁をつける。
3.ふたをして、中をのぞく。
4.白い色と、水色の境目がりんごの糖度です。この場合は糖度15度です。
ぼんやりして見えにくい時は、2,3回ふたを開け閉めする。 

<みつ入り程度の指数>






糖 度 食 感 気づいたこと
有 袋 14.2 14.1 ・みずみずしく水分がある。
・しゃきしゃきして歯ごたえがある。
・無袋に比べて少しすっぱい
(酸味がある)
・みつが少し入っていた。
(みつ入り程度の指数:1.5)
・果肉はうすい黄緑色


14.0
13.0 13.0
13.0
12.4 13.0
13.6
平均   13.4
無 袋 13.0 13.0 ・みずみずしく水分がある。
・かたさは、有袋と違いはなかった。
・甘い、有袋に比べ酸味が少ない。
・有袋よりはみつがあった
(みつ入り程度の指数:2)
・果肉はうすい黄緑色。
有袋との違いはほとんど無かった。
13.0
14.6 14.5
14.4
15.2 14.7
14.2
平均   14.1

無 袋
葉取らず
14.2 14.1 ・みずみずしく水分がある
・かたさは、有袋と違いはなかった。
・甘い。有袋に比べ酸味が少ない
・みつはたくさん入っていた。
(みつ入り程度の指数:3)
・果肉はうすい黄緑色。
有袋との違いはほとんど無かった。

13.9
14.6 14.3
14.0
16.0 15.1
14.2
平均   14.5
◇わかったこと
・今回の調査では、1番糖度が高いのは「無袋の葉取らず」、2番目は「無袋」、3番目は「有袋」だった。
・1本の木で同じように育てたりんごだが、糖度が高いものと低いものがある。例えば、無袋では、高いもの14.7に対して、1番低いものは13.0だった。
・無袋の葉取らずでは、つる割れしたりんごの糖度が特に高かった。
◇疑問に思ったこと
・有袋に比べ無袋の方が甘いのはなぜか。
・葉取らずりんごが甘いのはなぜか。

◇調べてみたよ
 本で調べたら、りんごがあまくなるのは、夏に、葉でつくられたでんぷんが果実にたくわえられて、糖に変わるからだとわかりました。しかし、同じような大きさの木だったら、無袋も有袋も葉でつくられるでんぷんの量は同じくらいです。それなのに、なぜ無袋の方があまくなるのか。わたしたちの予想は、無袋は実が光をあびて、実でもでんぷんがつくられるからかなと思いました。
 わたしたちは、青森県りんご試験場に行ってお話を聞くことにしました。すると、実が大きくなるための栄養は、葉だけでなく実でもつくられているのだそうです。だから、実に日光にたくさんあたる無袋の方がおいしいくなるそうです。 
◇では、同じ無袋りんごでも葉を取ったりんごと葉を取らなかったりんごでは、なぜ葉取らずりんごの方があまいのでしょうか。
 それは、 葉がたくさんあるほどでんぷんがたくさんつくられます。ですから、ずっと葉を取らない葉取らずりんごがおいしくなるのです。
 ただ、わたしたちが、無袋で葉取りをしたりんご(無袋)と、無袋で葉を取らなかったりんご(葉取らず)の糖度を比べたら、葉取らずの方が少し糖度が高くて、食べても無袋と同じくらいおいしいなと思ったのですが、広島や富山の小学校に送ったら、葉取らずりんごはあまり人気がありませんでした。葉取とらずりんごでも、実がなっている場所によっておいしいりんごと、あまりおいしくないりんごができます。だから、枝切りや実すぐりをするときに工夫しなくてはいけません。これは、有袋でも無袋でも同じことが言えます。 


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