
校長の齋藤 斉です。
「地域に開かれた学校」という時代の要請を受けて、本校でもホームページを開設して2年目になりました。
このホームページを利用して、本校のさまざまな教育活動と元気な子どもたちの活動の様子をお伝えできることをとてもうれしく思います。
本校の良さや自慢話ばかりでなく、悩みや課題などについても率直にお伝えしたいと思います。
どうぞ、本校のホームページにアクセスしてください。そして、たくさんのみなさまからご意見や感想をいただけたら、こんなうれしいことはありません。

| 2/29 | タンチョウの巣立ち タンチョウの親鳥は、とても子どもをかわいがります。ところが、わが子を一時もそばから離さないほどかわいがる親鳥が、ヒナが成長したある日、突然、わが子を追い払います。驚いていったんは逃げ、信じられない様子で再びそばに寄ろうとするヒナの体に、今度は母鳥は鋭いくちばしを突き立てます。やっと今までの優しい母鳥と違うことに気づいたヒナは、悲しげに母鳥から遠ざかり、やがて同じように母鳥から追い払われたヒナ同士で暮らし始めます。 これは、自分一人で生きていく力を育てるための、母鳥にできる精一杯の愛情なのです。かわいいわが子を追い払うタンチョウの母鳥、悲しく寂しいのを我慢して母鳥から離れて独り立ちしていくヒナ、わが子を谷底に突き落とし、はい上がってくる子だけが生き残れるというライオンの逸話と同じように、自然界では当たり前の事なのです。 人間の世界においても、「かわいい子には旅をさせろ」という言葉がありますが、子どもがかわいいからこそ、生きるために必要な困難な経験をさせることが必要なのだと昔から親は考えていたのだと思います。 さて、いよいよ今年度も残りわずかとなり、既に卒業式に向けての練習も始まっています。6年生には、残りの小学校生活を満喫すると共に、中学校生活に向けて、苦労を避けて通らない強い中学生になってほしいと思います。 (学校だよりみつわ2月26日号より) |
| 2/22 | 昔話について 年が変わって今年は鼠年。そこで、十二支にちなんだ昔話を一つご紹介したいと思います。 あるとき、王様が動物たちを集めて宴会を開くことになった。動物たちはみな喜んで、その日の来るのを待っていた。ところが、猫は宴会の日を忘れた。そこで、鼠のところに聞きに行くと、鼠はわざと一日遅らせて教えてやった。宴会の日になると、動物たちは、われさきにと出かけていった。一番さきに、牛がのそのそと歩いて行く。その後に虎がいく。鼠は遅れては大変だと牛の背中にとびのった。門につくや否や、鼠はとびこんで、一番はやく王様のところに行った。御殿では、着いた順に、鼠・牛・虎・兎・竜・蛇・馬・羊・猿・鶏・犬・猪と行儀よくならんで、いろいろご馳走になって、喜んで帰った。猫はその翌日、喜びいさんで王様の門のところへ行った。ところが大変静かなので、ふしぎに思って門番にきいてみると、宴会は昨日だったよといって、大変に笑った。それからというものは、猫はたいそう鼠を憎んで、鼠とは敵同士になった。今でも、猫は鼠を見つけさえすればとって食い、そのために十二支の中にも加えられていないということである。 昔話は、子どもだけでなく、大人にとっても面白いものです。私たちの知らない昔話もたくさんあります。昔話は、アンデルセンやグリム童話のように個人の作品ではなく、私たちの祖先によって創造された共有の文化財です。本校の子どもたちにも、たくさん読んでほしいと願っています。 (学校だよりみつわ1月28日号より) |
| 2/22 | 三学期のスタートにあたり 始業式と共に、学校に子どもたちの元気な声が響き渡り、いよいよ3学期が始まりました。冬休み中に1年生に吹田佳那さんが転入し、全校69名でのスタートになりましたが、子どもたちは元気そのもの。家族で旅行したこと、お年玉で欲しいものを買ったこと等々、楽しい冬休みを過ごしたようです。 今、学校では子どもたちの1年間の学習のまとめとともに、平成20年度の教育計画づくり等、新年度に向けた取り組みを進めております。私たち職員の評価と近日中に皆様からいただく予定の学校に対するご意見、そして子ども達の声を加味しながら「みんなが喜んでくる三和小」のスローガンのもと、力強く未来を生き抜く人間の育成に迫れる計画を、作成したいと考えております。3月上旬には、この紙面で概要をお知らせしたいと思います。 3学期も職員一丸となってより良い教育活動を進めて参りたいと思いますので、ご協力方よろしくお願い申し上げます。 (学校だよりみつわ1月16日号より) |
| 「生きる力」と「教養」 「国家の品格」の著者である藤原正彦氏が、「教養」について次のように述べています。 1 教養がないと大局観に基づいた批判力を持たず、テレビの司会者やコメンテーターの言うことをそのまま信じてしまう。その結果、ムードに流されたり、疑わずに支持してしまう。 2 教養は人間的魅力を高め、相手に信頼感を与える基となる。イギリスを始め、ヨーロッパ各国が外交の巧みなのは、外交官が人間的魅力で相手と渡り合っているからである。 3 教養は日本の国柄である。江戸期の日本人の識字率(文字を読める)は世界でもトップクラスで、世界有数の出版大国でもあった。ペリーも日本人の読書好きに驚いていた。 4 教養は愉しみでもある。人間は知識を得たい生物である。感動したい生物である。脳がそのようにできている。知ること、感動することの愉しさを知れば、生きることが愉しくなる。 5 教養は日本人の誇りを取り戻す。日本人の道徳心は低下し、道徳心を保つには日本人としての誇りを取り戻すことが必要である。誇りをなくした人間には、倫理も道徳も礼節もない。 先月、文部科学省より、学習指導要領改訂に向けた中央教育審議会の「審議のまとめ」が示されました。その中で、「生きる力」の育成という理念は引き継いでいくことが決まりました。 私は、「生きる力」の育成には、「教養教育」もぜひ必要なものだと考えています。そのため、子ども達の読書への関心・意欲を一層高めていきたいと考えています。保護者の皆様からの働きかけもぜひお願い致します。 (学校だよりみつわ12月5日号より) |
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| 11/20 | 良い習慣・悪い習慣 明るく素直で優しく、何にでも一生懸命取り組んでいる三和小の子ども達の着実な成長を実感しているこの頃です。 さて、人は誰でも、自分なりの習慣や癖を持っています。その中には、良い習慣や癖もあれば悪い習慣や癖もあります。良い習慣は継続し、悪い習慣は断ち切ることが良いと分かっていても、直すのはなかなか難しいものです。しかし、大人に比べると子どもの悪い習慣や癖は、家庭と学校が協力して指導すれば良い方向に変えることは充分可能です。 例えば、毎日きちんと朝食をとっている、宿題や家庭学習を忘れずにやっている、テレビやゲームの時間を勉強や睡眠時間に影響が出ないように制限している、誰にでもあいさつや返事がきちんとできる、お金や物を大切に扱う等は子どもの人間形成にとってとても大切な習慣です。また、良い習慣が身に付いていないと、社会に出たときに恥ずかしいおもいをすることにもなります。 先日、公表された全国学力テストの結果では、宿題をきちんとやる子、読書をする子、毎朝きちんと食べている子は学力が高いという傾向が表れているようです。 子どもをより一層伸ばすためにも、まずは、家庭での生活習慣をふり返ってみてはいかがでしょうか。「善は急げ」です。 (学校だよりみつわ10月31日号より) |
| 10/01 | 嫌いなものを好きになるために 人間誰しも、嫌いだったものが何かをきっかけに好きになった経験を一度や二度は持っていると思います。そして、その時、なぜもっと早く好きになる努力をしなかったんだろうと思ったりするものです。もともと、人間のものごとに対する興味・関心・好き嫌いは変わるものであり、誰しもが嫌いなものでも好きになれる可能性を持っているのです。 「勉強が好きな人なんていない」と言う人がいますが、人間が勉強嫌いだったら、文明はこのように発達してないはずです。勉強がおもしろいとか、つまらないとかは当人の「今の感じ」でしかありません。しかし、続けることによっておもしろい方に変わることができるのです。 好きだ、嫌いだというのは、自分の感じ方に枠をはめることになります。好きだというのはいいとして、嫌いだというのはマイナスの自己暗示になります。ですから、勉強が嫌いだとは言わない方がいいのです。中には、「嫌いだからしかたない」「嫌いなものを無理にやらせるからますます嫌いになる」などと考える人もいます。こういう考え方は、自分を「嫌い」という枠にはめ、自分の生き方を窮屈にしているだけだと思います。「嫌いだから」を勉強しない理由にしてはなりません。それは、自分にとって何の益にもなりません。 ものごとはやっているうちに好きになることが多くあります。また、大人が強引にでもやらせることも必要です。それで、好きになったらますます好きになっていくことが期待できます。 人間にとって価値あるものを好きになるためには、そのことを続けていくことが一番なのです。 (学校だよりみつわ9月26日号より) |
| 8/29 | 努力に勝る天才なし 夏の甲子園大会も、佐賀北高校の優勝で幕を閉じました。決勝戦は、まさに、筋書きのないドラマでした。公立校であり進学校、野球特待生もいなければプロに注目される選手もいない、ごく普通のチームが夏の全国制覇を成し遂げたのです。もちろん運だけで優勝できるはずもなく、そこには人一倍の努力が隠されていたのだと思います。練習では、基礎体力づくりや基本技術の習得に力を入れたといいます。そのため、体力だけはどこにも負けない自信がついたようです。だからこそ、2回戦の延長14回再試合でも勝つことができたのでしょう。勝因はいろいろあったと思いますが、全国の球児に「やればできる」という勇気を与えてくれた今回の快挙だと思います。 一方、敗れた広陵高校からすれば、悔やんでも悔やみきれない8回の一球だったと思いますが、技術的にも優れた、印象に残るすばらしいチームだったと思います。 さて、本校の子ども達も、学習やスポーツに一生懸命取り組んでいます。たとえ、すぐには結果に出なくても、目標に向かって努力することが自分自身の成長を促し、困難や障害を克服する力にもなります。「努力に勝る天才なし」という言葉があります。2学期がスタートした今日から、ご家庭でも、改めて努力することの大切さを意識させ、一日一日を積み重ねていってほしいと思います。 (学校だよりみつわ8月24日号より) |
| 7/6 | マナーについて 6月は、修学旅行(6年)自然教室(5年)社会見学(1〜4年)と学校を離れての行事が3回もありました。いずれも、天候に恵まれ、有意義で楽しい体験学習となりました。 さて、校外へ出かける場合、初対面の人と出会ったり、公共施設等を見学したりすることが多くあります。その際、見学側のマナーの善し悪しが相手に決定的な印象を与えてしまいます。 ある大学で「感じの悪い人とはどんな人か」の要因分析をしたところ、圧倒的な多さで第1位は「マナーの悪い人」だったそうです。20年ほど前になりますが、プラネタリウムを見学した際、他の学校のマナーの悪さに、館員が何回も注意し、ついには「今度注意されたら退場願います」とまでいったのを今でもはっきりと覚えています。マナーとは、振る舞い、行儀・作法、言葉遣いといった、その人の外見上の行為のことですが、マナーが悪いと、学校全体が悪い印象を持たれることになります。 修学旅行では、フェリーやホテル内で走ったりし注意された子もいましたが、三和小のほとんどの子はマナーをよく守り、また、バスの中などでは、率先して明るく元気に他の学校の子ども達をもリードしてくれ、不安もなく気持ちよい3日間を過ごすことができました。また、自然教室や社会見学でも子ども達はマナーを守り楽しく過ごすことができたようです。 これからも、マナーを大切にする三和小学校の子ども達であってほしいと願っております。 (学校だよりみつわ7月号より) |
| 5/25 | 自立心と思いやりのある子どもを育てるために 三和小学校にお世話になって2ヶ月が経ちました。その間、PTAや体育振興会、学区住民の皆様の学校への協力、応援を目の当たりにして、大変心強く感じております。 それに負けじと、67名の子ども達も、現在、6月3日の運動会の成功を目指して、競技の練習や係の準備に一生懸命取り組んでいます。三和小の子ども達がとてもたのもしく思えます。 さて、「教育は人づくり」であると言われます。そのために学校では、「知・徳・体」のバランスの取れた児童の育成を目指し、基礎基本の定着、豊かな心の育成、健やかな体の育成を重点に教育活動を展開しています。 その中でも、「心の育成」に関しては、家庭との連携がとても重要となります。小学校期においては、特に「自立心と思いやりの心の育成」が大切だと思います。「自立心」がなければいつまでもひとりだちできませんし、「思いやり」がなければ人から信頼されない自分勝手な人間に育ちます。 そこで、ご家庭におきましても、ぜひ次のことを実践していただきたいと思います。 ・子どもと会話する時間をできるだけ多く持ち、コミュニケーションを深めてください。 ・子どもをたくましく育てるために、特別な場合を除いて、歩いて登校させてください。 ・家のお手伝いや自分で使った物の後始末がきちんとできるように習慣づけてください。 ・社会生活に必要な礼儀作法(言葉遣い、挨拶)をしっかりと身につけさせてください。 ・何事も子どもの自由や欲求に任せず、節度のある生活ができるようにさせてください。 今後とも、子ども達のより良き成長のために、皆様のご協力よろしくお願いいたします。 (学校だよりみつわ6月号より) |