担当者から

 校長の伊藤光藏です。
「地域に開かれた学校」という時代の要請を受けて、本校でもホームページを開設しました。
 このホームページを利用して、本校のさまざまな教育活動と元気な子どもたちの活動の様子をお伝えできることをとてもうれしく思います。
 本校の良さや自慢話ばかりでなく、悩みや課題などについても率直にお伝えしたいと思います。
 どうぞ、本校のホームページにアクセスしてください。そして、たくさんのみなさまからご意見や感想をいただけたら、こんなうれしいことはありません。

01/31  「シャボン玉」の歌と心の豊かさ
 先日、昼休みに校長室に遊びに来た子ども達に『シャボンだまとんだ やねまでとんだ・・・・』で始まる「シャボン玉」の歌にまつわる話をしました。
 この歌詞の作者は、『ウサギウサギ なにみてはねる・・・・』の「十五夜お月さん」や『カラスなぜなくの・・・・』の「七つの子」などをつくられた 野口雨情 さんです。
 野口さんには、かわいい娘がいましたが、あるとき病気で亡くなりました。その後に作られたのがこの「シャボン玉」の詩です。『やねまでとんで、こわれてきえた』シャボン玉は、亡くなった野口さんの娘のことなのです。
 ここまで話を進めると、ザワザワしていた周りの子ども達も急にシーンとなりました。やねまでとんでこわれてきえたシャボン玉と、亡くなった娘とを重ね合わせ、何気なく歌っていた言葉の裏にある意味の重さを感じ取ってくれたのだと思います。子ども達の心の豊かさを垣間見ることができ、大変嬉しく感じるとともに、豊富な知識や優れた技術の根底に、心の豊かさが不可欠であるという思いを一層強くしました。
「かぜかぜふくな シャボンだまとばそ」は、病気や事故に遭わず、スクスクと明るく元気に育って欲しいと願う親の気持ちです。子ども時代、誰もが熱中したシャボン玉遊びの中に、子どもを亡くした悲しい気持ちと、いつまでも夢と希望を持ち、シャボン玉のように輝きながら、自分の道を進んで欲しいと思う親心を表した詩です。本校でもその気持ちに応えるべく、お子さんの「確かな学力」「豊かな心」「健やかな体」を育成するため、職員一丸となりこれまで以上に努力したいと思います。
01/16  三学期のスタートにあたり
 始業式と共に、学校に子ども達の元気な声が響き渡り、いよいよ3学期が始まりました。冬休み中に4年生の 木村陽菜 さんが転校し、全校70名での少し寂しいスタートになりましたが、子どもたちは元気そのもの。家族で旅行したこと、お年玉でゲームソフトを買ったこと等々、楽しい冬休みを過ごしたようです。
 昨年の12月に、本校の教育活動に対するアンケート調査を実施いたしましたところ、皆様方から貴重なご意見を頂戴し、心からお礼申し上げます。
 今、学校では子ども達の一年間の学習のまとめと共に、平成19年度の教育計画づくり等、新年度に向けた取り組みを進めております。私達職員の評価と皆様からいただきました貴重なご意見、そして子ども達の声を加味しながら「みんなが喜んでくる三和小」のスローガンのもと、力強く未来を生き抜く人間の育成に迫れる計画を、作成したいと考えております。三月上旬には、この紙面で概要をお知らせしたいと思います。
 頂戴したご意見の中には今すぐできるもの、或いはすぐ改善しなければならないものもありました。三学期にはご指摘いただいたことを生かし、職員一丸となってより良い教育活動を進めて参りたいと思いますので、ご協力方よろしくお願い申し上げます。
12/28  本気になって関わる大人に
 いよいよ子ども達の楽しみにしている冬休みが、明日から始まります。事故や怪我などがなく、楽しく有意義な冬休みになるようにと願っております。
 さて、先日ある雑誌のコラム欄で、東大名誉教授の養老孟司氏が、次のように述べておられました。「子どもの問題は未来の問題である。なぜなら、子ども達が未来をつくるからで、そんなことは誰でも分かっていることだ。それなら、その未来をわれわれは考えてきただろうか。」続けて「日本人の8割が『自分達の子どもは、自分が生きた時代よりも悪い時代を生きる。』と回答したという。時代が悪くなると思うなら、どうして『よくしよう』と思わないのか、それが一番不思議だった。」
 次の時代を担う子ども達の成長は、私たち大人の関わり方にかかっております。学校は勿論、家庭さらに地域で、子ども達の元気な姿を励まし、よくない行動や危険な姿を見かけましたら、一声かけていきましょう。そして、どうすればよいのかを教えましょう。私たち大人が、学校・家庭・地域で、本気になって関わることこそ、今一番、子ども達に必要なことのように思えてなりません。
 先日報道された小・中学生の自殺事件など、青少年がおこした事件のニュースを見るたびに、子ども達に優しい心と規範意識、確かな学力を、着実に身に付けさせたいと願わずにはいられません。そして、三和の子ども達を、知・徳・体のバランスのとれた人間に成長していけるようにしたいと思っております。
 年末に当たり、4月からお寄せいただきました数々のご支援・ご協力に心より感謝申し上げますと共に、来る平成19年も本年に倍するご支援・ご協力をお願い申し上げます。どうぞ良いお年をお迎えください。
11/29  中学生が教えてくれた心の教育
 先日の「創立130周年記念学習発表会」には、ご来賓始め多くの方々のご出席をいただき、心より感謝申し上げます。当日は、あいにくの天気でしたが、子どもたちの成長した姿をご覧いただけたことと思います。
 早いもので、2学期も残すところ1ヶ月となりました。本校では、「みんなが喜んでくる三和小」のスローガンのもと、お子さんの知・徳・体の調和のとれた育成を目指し、全教職員の英知を結集して取り組んで参りました。それぞれのお子さんの成長については、12月13日の参観日に各学級担任よりお知らせする予定です。
 さて、11月半ば、弘前市教育委員会に行く途中のことでした。赤信号で停車していた時、帰宅途中の中学生数人が目の前の横断歩道を通りました。歩道を渡り終えるとそのうちの一人が、横断歩道の方を振り向き、何かを指さして笑うと一緒の友達も笑いました。何だろうと思い指さす方に目を見ると、その方向にお母さんに連れられた知的障害の子どもがいました。指さしたものがそれでないことを祈り、中学生たちが渡ってきた方を再度見渡しましたが、笑いにつながるものはありませんでした。
 大変残念で悲しいことですが、あの指と笑いは偏見の気持ちから出た嘲りの行為だったようです。
中学生たちは本校の卒業生でないとは言え、本校の子どもたちが似たようなことをしていなければいいがと思いました。
 今、世の中はお互いの人権を尊重し合い、障害のある人もない人も、大人も子どもも、男も女も共に幸せに暮らせる共存共生の社会づくりに向かっています。思いやりは人間性の中の大切な要素の一つで、それを身につけさせるには、日頃から人権について子ども達に考えさせたり、交流の機会を設けたり、大人が範を示していくことなどが重要と言われています。
 人が人間になるためには先ず心の教育を、日本再生もこれなくしては実現しないであろうことを中学生たちから教わりました。
 心の教育をおろそかにすることなく教育活動を進めて参りますので、どうかご家庭や地域の皆様方からも優しさあふれる人づくり・地域づくりのため、お力をお貸しいただきたいと思います。
10/31 正座の大切さ
 先日、和式旅館に宿泊した時のこと。小学校3年か4年くらいの女のお子さんだったと思いますが、食事の時に、あぐらをかいているのです。その隣にいるお母さんを見るとやはりあぐら。これを見て、一昨年に行った修学旅行での、食事風景を思い出しました。それは、食事の時に注意されなければ正座できない子どもが、男女を問わず多かったことです。
 生活様式が洋風化し、正座の機会が少なくなったから仕方がないとか、注意すればできるのだからいいのではないかなどと、大人が訳知り顔をしていくことは、果たして良いことなのでしょうか。
 日本で正座の文化が続いてきた背景には、座る姿勢を美しくするほか、別の重要な働きがあり、今それを見逃しているのではないかという思いがわきました。 子ども達同様、私も正座は苦手ですが、努めて正座をしてみて気づいたことがあります。足の親指を合わせ腰に上半身をしっかり乗せると、自然に背筋がピンと張り、実に楽な姿勢になれること、深くゆったりと呼吸ができ、臍下丹田(せいかたんでん:へその下あたりにある丹田とよばれるところ。心身の精気の集まるところという。)に力が入ること、そして心が静まっていくことでした。
 長時間にわたって正座をすることは苦痛でもありますし、無理強いすることは好ましくありませんが、一日のうちの短い時間でもいいのでこうした時間を持てるといいのではないでしょうか。
 子ども達の現状として、自立の遅れや忍耐力の弱さ、規範意識の低下や落ち着きのなさなどが指摘されていますが、生活の中に正座やそれに代わる活動を取り入れていくことは、これらの課題解決にもつながるのではと今深く感じています。
9/28 言葉のキャッチボールとドッジボール
 「天高く、馬肥ゆる秋」は、「食欲の秋」であり、「スポーツの秋」、「読書の秋」でもあります。しかし、「実りの秋」が第1でしょう。三和小学校でも、先日「リンゴの収穫」が5年児童とその保護者の方々で行われました。また、10月初旬には、6年児童とその保護者の方々で「稲刈り」を予定しております。これらの体験学習を活かしながら、児童一人一人を伸ばす教育活動を実施したいと思いますので、ご支援ご協力のほどよろしくお願いいたします。▼ さて、以前、野球選手だった人から、キャッチボールをさせる時に繰り返し言わなければならないことに、『相手の胸元に向け、捕球しやすいボールを投げようとする気持ちを大切にして投げよう。』ということがあると言う話を聞き、『う〜む、なるほど!』と思いました。
 体育館でドッジボールをしている子ども達に聞くと、勝つためには『相手の胸元に向け、取りにくいボールを投げる。』のが、ポイントだそうです。ボールに込める気持ちが全く逆なのです。言葉のやり取りにも、キャッチボール型とドッジボール型があるようです。子どもが何か失敗した時、『だから言ったでしょう!・・・・』と声高になり、相手の心を押さえ込んでいくのはドッジボール型。『失敗しちゃったのか。そうか。失敗なんかしたくなかったのにな〜。』と、相手の心を丸ごと受け止めていくのがキャッチボール型だそうです。相手がこう言ってくれると、自分のためにも相手のためにも、失敗を繰り返すまいとする気持ちが、素直に湧いてきませんか?
 『だから・・・・』の言い方より、『だのに・・・・』から言おうとすると、言葉のキャッチボールもきっとうまく進み、お互いに心地よさを味わえると思います。わが国では古来より、言葉には魂があると考え、言葉を『ことだま』と読んできました。よい言葉のやり取りの中で育てられた子どもは、その魂を自分の文化として成熟させ、親となり子育てをするとき、きっとよい親子関係を維持していくものと思います。 ご家庭でも、言葉のキャッチボールとドッジボールを話題にしてみてはいかがでしょう。 
8/28 2学期スタート
 30数日ぶりに子ども達の声が校舎に戻り、2学期が始まりました。去る、7月19日の本校創立130周年記念式典並びに祝賀会に際しましては、多大なるご協力・ご支援をいただき心より感謝申し上げます、
 さて、学習の充実期と言われる2学期のスタートにあたり、「成長のための大原則」を諺で確認し合い、子ども達の指導に臨みたいと思います。
 選んだ諺は、『好きこそものの上手なれ』と『雨垂れ石をうがつ』そして『三人寄れば文殊の知恵』の三つです。
 人は好きな事には興味を持ち、努力しているという感情をあまり意識せず、注意力を駆り立てながら能力を掘り出し、成長することができます。何事も好きになること、好きにさせることが大事だと思います。勉強もだんだん難しくなります。『好きこそものの上手なれ』を念頭に置き指導することで、1学期以上の成長が得られるものと信じます。
 人生では好きな事だけではなく、抵抗のあることにも取り組むたくましい力が大切です。子ども達もこのことは十分知り、苦しさにめげず努力できる強さを身につけたいと思っているはずです。わたしたち大人は、やれなかったのか、それともやらなかったのかをはっきりさせ、子どもの心に寄り添いながら励まし、自立の力をしっかり身につけさせてやる事が大事でしょう。親元から巣立ち、立派な中学生そして大人になるために、子ども達とわたしたちの毎日はあると思います。
『雨垂れ石をうがつ』をたとえに頑張ることで、努力できる人、努力する人の心が分かる頼れる人になれるものと考えています。また、今年度は創立130周年であり、学習発表会も、今まで以上に創意工夫・協力・話し合いが必要になると
思われます。 
 『三人寄れば文殊の知恵』を支えに友だちとスクラムを組み、人と共に生きること、人と力を合わせることの素晴らしさや、創造の喜びを体感できる2学期にしてあげたいと考えています。
 『蒔かぬ種は生えぬ』と言います。先生方の力、子ども達の力、保護者の皆様の力そして地域の方々の力をお借りし、よい種を蒔き、よい芽が出てくることを楽しみにしながら2学期を進めて参りたいと思います。
7/21 過去から現在そして未来へ
さる7月19日(水)に三和小学校創立130周年記念式典が行われましたが、多くの来賓やご参会の方をお迎えし、盛会のうちに終えることができました。
 当日の、式典の中で次のように話しました。

 本校は、明治9年11月28日、三和字下恋塚に「川村小学」として創立しました。その当時は、新和郵便局の奥にある、木村利三郎さんの庭先にあった茅葺き小屋を、子ども達が勉強しやすいようにと、村役場の人やお父さん・お母さん方が出て、土間に板を敷き、その上にむしろを敷くなどの改装をしてできたのだそうです。
 一人の先生と25人の児童で始まった学校でしたが、その後少しづつ大きくなり、今皆さんが勉強している立派な三和小学校になったのです。
 本校の記録に残る最初の卒業生は、明治23年の6名の卒業生でした。それ以来なんと4,123名の方が、本校を巣立っていったのです。すばらしいことですね。
 この中には皆さんのおじいさん・おばあさん、そのまたおじいさん・おばあさん、そして、お父さんやお母さんもいたのですよ。その方々が、130年もかけて、三和小学校の歴史と伝統を築いていてきたのです。
 この学校を卒業した先輩の方々は、いろいろなことがあるたびに、自然に恵まれ、人情味あふれる故郷「三和」、子ども達を優しく包み、慈しんでくれた「三和小学校」の事を懐かしく思い出したことと思います。近所の方にほめられたり、時には注意をされながら、先輩たちも大きく成長してきたのです。
さて、本校には130年という長い歴史があります。しかし、誇りにしていいのは、歴史の長さだけではありません。ここで学んだ多くの先輩たちの素晴らしい足跡、すなわち伝統です。
 この伝統を受け継いでいくためには、皆さん一人一人の頑張りが必要です。そして、「在校生の皆さんこそが、本校の誇りです」と言えるようにならなければなりません。
 そのためには、私がいつも言っているように「頭、心、体、」のどこかを毎日一つづつ育て続けて行くことが大切なのです。
毎日コツコツと継続することは難しいことかもしれません。何かの都合でできないこともあるかもしれません。しかし、古くから「継続は力なり」と言われ、あなた方一人一人が「人として生きる力」を持つためにはとても大事なことなのです。
 それが4,123名の先輩たち、そして古里「三和」に対する恩返しになるのです。今日から、三和小学校の新しい伝統づくりに、皆さん、先生方、そして地域の皆さんと一緒に頑張りましょうね。
7/5 人の傘
 次のような詩があります。残念ながら作者がわからないのですが、心にしみるものがあります。
三和小の子どもたちにもこういう人になってほしいと思います。            (6月5日の全校朝会より)
 雨がふったら 傘をさす
 傘は あなたがぬれぬよう
 あなたのかわりにぬれている
 それは傘の役目だから?
 がまんしてぬれてるの?
 いやいや それはちがいます
 ほこりをもってぬれてます
 自分がぬれて守ってる
 そんなほこりがあるのです
 傘の気持ちがわかるなら
 あなたはきっと変わるでしょう
 傘の文字のつくりのように
 一人 傘をさすのでなくて
 傘のない人 入れるでしょう
             そんな気持ちを持つことが
             傘の気持ちがわかること
             傘の気持ちがわかったら
             あなたが傘になりましょう
             この世の傘になりましょう
             こまっている人 苦しんでいる人
             こういう人に すこしでも
             手をかす役目が 人の傘
             一人ひとりが 人の傘
             大きく広げて入れあおう
             世の中変える 人の傘
4/22 基礎基本の確実な定着と豊かな心の育成をめざして

 本年度の学校スローガンは昨年度に引き続き「みんなが喜んで来る三和小学校」です。その達成のため、お子さんの「学力」「存在」「成長」の3点を保障し、「基礎基本の確実な定着」と「豊かな心の育成」のため、次のように進めて参りますのでご支援ご協力をお願いいたします。
 1 基礎基本の確実な定着
  @ 『わかる』状態から『できる』状態になるまでの指導・支援を、算数科と国    語科を中心に取り組む。
  A チャレンジタイム(個別指導)での指導・支援を徹底する。
  B 家庭学習の習慣化に取り組む。
 2 豊かな心の育成
  @ 「いのちの学習」を中心に、生命尊重や思いやりの心の育成及び道徳的   実践力の育成に継続して取り組む。
  A 基本的な行動様式及び生活習慣の定着に取り組む。
  B 校内環境や教室環境等の整備を通して、情操の育成に取り組む。

 なお、参観日にこだわらず、いつでも授業をご参観ください。また、学校に対するご意見・ご要望がございましたら、学級担任や校長・教頭までお願いします。