平成22年度 学校運営の方針と重点

1.基本方針

近年、教育水準が向上し、生活が豊かになる一方で、都市化や少子高齢化などの進展により、 教育を取り巻く環境は大きく変わり、子どものモラルや学ぶ意欲の低下、家庭や地域の教育力の低下などが指摘され、約半世紀ぶりに教育基本法が改正され、それに伴い、新学習指導要領の内容が公示され、平成21年度から2年間の移行措置を経て、平成23年度から完全実施となり、教育は大きく変わる。その改訂のポイントは、@ 基礎的・基本的+知識・技能の習得   A 思考力・判断力・表現力の育成 B 授業時数の増加 C 学習意欲の向上学習習慣の確立 D 英語教育の導入 などがあげられるが、今年度はその狭間の年となる。

  それらの改革を念頭に置き、来年度からの移行措置に向け、教育課程を工夫改善し、さらなる特色ある学校教育を推進していく必要がある。このような改革に伴う「不易と流行」を厳粛に受け止め、この弥生小学校の歴史と伝統を継承し、先人が築き上げてきた良き伝統を重んじ、心豊かでたくましく、21世紀を主体的に切り拓く弥生っ子の育成に努めなければならない。

  そのためにも、子ども一人一人の実態をしっかりと把握し、子どもの良さや可能性を最大限引き出すような教育活動・地の利を活かした特色ある教育活動を展開していかなければならない。担任はもちろん、全教職員が一人一人の子どもに愛情をもって接し、「子どものより良き変容」を合言葉に、教育者として果たすべき責務と強い信念を持って、全力で子どもと向き合う教師集団であり、学校でありたい。


2.運営方針

 『夢を持ち 心豊かに学び合う子ども』を目標に掲げ、確かな学力を身につけ、自ら進んで主体的に学習する子ども、健康で明るく、表現力豊かな子ども、思いやりの心をもち、進んで心と体をきたえ、何事にも積極的に行動する子どもの育成に努める。

  その実現のため、教職員一人一人がその責務を自覚し、子どもが主人公の学校づくりをめざす。子どもにとって学校は楽しく、一人一人が活躍する場がたくさんあり、魅力のある場所でなければならない。そのためには、お互いに学び合い、お互いを高め合いながら、一人一人の良さを認め、可能性を十分に引き出す複式授業を行い、「分かる」「できる」「楽しい」授業を展開し、成就感と達成感を味わえる授業を進めていきたい。この積み重ねによって、夢を持ち、心豊かで困難にくじけないたくましい子どもが育っていくと考える。

  そのために次の二本の柱を学校運営の中核とする。 

 ◎『複式学級の良さを活かし、個別指導に重点を置き、一時間一時間の授業を大切にし、基    礎基本の確実な定着と知識技能の習得を図る!』

 ◎『子どもの実態を把握し、授業における生徒指導を重視し、一日一日の学級経営を充実さ    せ、思いやりがあり、心豊かでたくましい子どもを育成する!』

 

 学校課題

 

     (1)  確かな学力を身に付け、進んで学習する子どもの育成

     (2)  自ら学び・自ら考え、進んで発表できる子どもの育成

   (3)  健康で明るく表現力の豊かな子どもの育成

     (4)  思いやりの心と基本的生活習慣の育成

     (5)  進んで心と体をきたえ、何事にも積極的に行動する子どもの育成

 

 教育目標

 

〜 夢を持ち 心豊かに学び合う子ども 〜

 

 努力目標

 

〜 自分の力をせいいっぱい出せる子に育てる 〜

     (1)  よく考え進んで学習する子どもの育成

     (2)  心豊かに協力し合う子どもの育成

     (3)  めあてを持って心身をきたえる子どもの育成


3.運営の重点

  (1)  確かな学力の向上

     @ 一人一人の実態を把握し、学習の進め方や望ましい学習習慣を身に付け、自ら進んで     授業や家庭学習に積極的に取り組む子を育てるため、指導方法の改善と工夫を図る。

     A めあてをはっきりさせ、指導過程を明確にした、分かる授業を組み立てる。そのためには、複式授業におけるガイド学習を重視し、間接指導の充実を図る。

     B はなまるタイムの時間や補充学習を充実させ、読み・書き・計算の確かな定着を図る。



  (2) 生徒指導・教育相談の充実

     @ 基本的生活習慣の定着を図るため、全校体制での取り組みを計画的に実践する。

     A 互いに良さを認め合える子を育て、問題を抱えている子には全職員が受容と信頼を根     底にした生徒指導で関わる。

     B 学校内部では情報の共有と秘密の保持に努め、家庭とも連携しながら素早く対応する。



  (3) 健康・安全教育の充実

     @ 危険に対しての適切な判断力を持ち、遭遇した危険を回避できる能力を高める。

     A 食の指導や性教育を通し、生命尊重の心を育てる。

     B 自ら目標を立てて体をきたえ、最後まで頑張り抜く子どもを育てる。


 (4)  研修の充実

     @ 子どもの育てたい力を具体化し、研究の目標・仮説・内容・検証を明確にしながら授業研究を中心にした校内研修を推進する。

     A 特別支援やいじめなど、今日的な課題に対応するための一般研修を進める。

     B 教員の資質向上のため、校内外の研修の積極的な参加を推進する。



 
(5) 
体験的教育活動の充実

     @ 委員会活動や縦割り班活動を通して、自主的・実践的な態度を育成する。

   A 勤労・奉仕的な活動を通して、思いやりと助け合いの心をより豊かに育む。 

     B 総合的な学習の時間の計画を具体化し、問題解決的な学習能力を高める。

    ※ 9月に行われるへき地複式東北研究大会の発表に向け、計画的に実施する。また、 来年度からの移行措置を考慮し、取り組む活動の精選を図る


 (6) 学校・家庭・地域との連携を深める 

     @ 学校・学級だより等の情報を十分に発信し、保護者へは誠実に対応する。

     A PTA・地域主催の行事等に積極的に参加し、相互信頼を果たす。

     B 気軽に来校できる学校(教師・児童の挨拶、自由な参観・相談)づくりに努める。

 4.めざす子ども像 

   心豊かで、何事にもせいいっぱい取り組む子ども

(1) 自分の良さに気づき、自ら高めようとする子ども

(2) 思いやりがありやさしい子ども

(3) 感性豊かで表現力のある子ども

(4) 挨拶や返事ができる明るい子ども

   ※ 教育活動を円滑に行うためのキィーポイントは「子どもの精神的な安定」である。一人一人を大切にし、子どもを力づけ、元気づける学級経営をめざす。



 5.めざす教師像

    授業の力量を高め、子どもを生かす授業に取り組む教師

(1) 自らを高めるために研修に努める教師

(2) 一人一人の子どもを大事にし、子どものより良き変容をめざす教師

(3) 協働性を発揮し、学校運営に積極的に参画する教師

(4) 子どもや保護者に信頼される教師

    ※ 学力向上のキィーポイントは「チーム力」である。信頼関係のある教職員、互いに助け合い、相談し合い、磨き合い、自己の資質向上を積極的に図る教師集団をめざす。



 6.めざす学校像

    地域に開かれ、地域に誇れる子どものいる学校

(1) 一人一人の子どもに活躍の場がある楽しい学校

(2) 挨拶が飛び交い、笑顔があふれる学校

(3) 一人一人が生き生きと活動し、活気あふれる学校

(4) 開かれた学校として地域に親しまれ、信頼され、地域とともに高まる学校

    ※ 地域の利を活かし、地域と連携した教育活動を実践することは、とても重要なことであり、教育効果も高い。マンネリ化・形骸化を考慮し、地域と連携する学校づくりをめざす。